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廃課金で破産者続出?!ゲームを止められない心理と対処法

廃課金で破産者続出?!ゲームを止められない心理と対処法

最近よく耳にする「廃課金」。ネットゲームが原因で生活破たんする人が増えていることから生まれたこの言葉、一体どのようなものなのでしょうか?

ここでは、廃課金の意味と、ゲームが止められない理由、その対処法に加えて、ゲーム課金で作った借金の解決方法について解説します。

1. 廃課金とは

廃課金とはゲームに多額のお金を費やして遊ぶことを意味します。

スマートフォンのソーシャルゲームは無料で遊べるものが多いのですが、ゲーム内で高額なアイテムを購入するほど有利になるという特徴があります。

そのため、強くなりたい一心でアイテム購入に大金を投じてしまう人が後を絶たず、そのことが深刻な社会問題として注目されているのです。

ゲーム課金も無理なく払えるうちは趣味の範囲で良いのですが、のめり込むにつれ自分の資金力を超えてお金をつぎ込んでしまいます。それは一体なぜなのでしょうか?

2.ゲームの課金で借金を抱える人が続出

ソーシャルゲームは、登録時は無料ですが、続けているうちに相手を倒すためにどうしても強いキャラクターやアイテムが欲しくなります。

特に仲間と一緒に戦うスタイルのゲームでは、強力なアイテムを持つほど尊敬され、みんなの憧れの対象となります。

「無課金」や「微課金」でも参加は可能ですが、次第に仲間内からも相手にされなくなります。

複数で遊ぶゲームで仲間に「かっこいい!」と崇められるまでになるには、相当の大金をつぎ込まなければなりません。

課金額は毎月数万円~数十万円に及ぶことも珍しくなく、中には数百万単位で課金している強者もいます。

最初は一か月でせいぜい数千円だった課金も、レベルが上がり、仲間内のつながり、しがらみが発生するようになると、ゲームの世界での自分が認められるために、常識を遙かに超えたレベルのお金を投じてしまうのです。

また、ゲーム内の課金はクレジットカードで行うので、お金を使っている実感が沸きにくいのも問題です。

現金払いであれば冷静に判断できるのですが、ネット上でのカード決済となると危機感を持ちにくいのも、廃課金者を生む原因と言われています。

しかし、ゲームを止められないのは、仲間に対しての見栄やお金の問題だけではありません。

3.ゲームを止められない心理

ゲームを止められないのは、心理的な要素が大きいと言われています。

(1) 達成感

ゲームをクリアすると、目標達成することで、脳内でドーパミン放出され、幸福感を味わうことができます。

ゲーム内では世界を救ったり、お姫様と結ばれたり、現実世界では起こらないことが起こるので、その達成感は何物にも代えがたい快感です。

傍から見ればインスタントな幸せだったとしても、そのときの本人にとっては大切なことに思えるのです。

(2) 確定率の変動による刺激

ソーシャルゲームの「ガチャ」は、いつも同じ確率で当たる訳ではありません。その確定率の変動が「今度こそは」と思わせ、人を夢中にさせます。

人間はいつも当たれば飽きるもので、当たるか当たらないか分からない状況で当たることに刺激を覚えます。

ガチャは、価値の低いアイテムは当たりやすくするなど、確定率が裏で操作されている可能性があります。

価値の高いアイテムが当たると、ユーザーは当面課金を控えるので、開発者にしてみると、如何に期待をさせてガチャを回させるかが勝負となるのです。

ガチャは期待を裏切らず飽きさせないようにできているので、その刺激にのってしまいやすくなるのです。

(3) 希少性の法則

課金を止められない心理には希少性の法則も働きます。

「期間限定」と書いてある商品を、今すぐに買わないとなくなるかも!と焦って購入したことはありませんか?

これはまさに希少性の法則からくる心理で、人はいつでも手に入るものは価値が低いと感じ、数が少ないものは価値が高いと感じます。

特に今しか手に入らないと思えば、この機会を逃したくないと思いが強くなります。

ゲームの期間限定アイテムをつい購入してしまうのはこのためです。

(4) サンクコスト効果

ゲームは続ける期間が長くなるほど止めにくくなります。それはサンクコスト効果によるものです。

サンクコスト効果とは、過去に失った時間、お金、労力=サンクコストに拘ってやめられなくなることです。

例えば、食べ放題で元を取ろうと思ったり、ギャンブルで損した分を取り戻すためにギャンブルをしたりするのは、まさにサンクコスト効果によるものです。

冷静に考えれば、食べ放題でも食べ過ぎたら具合が悪くなりますし、ギャンブルでは損を取り戻せないこともあります。

しかし、サンクコストが高いほど、損切りできなくなってしまうのです。この心理はコンコルド効果とも言われます。

ゲームでも、廃課金者となるならいっそのこと止めたほうが良いのですが、これまで費やした時間、お金、労力を考えると、それができなくなってしまうのです。

(5) 保有効果

保有効果は自分が所有するものに高い価値を見出し、手放したくなくなる心理です。

ゲームを続けているうちに「段々上手くなってきた!」「自信が出てきた!」と思うほど、手に入れた技術や資産を手放せなくなります。

家具メーカーのイケアの商品は自分で家具を組み立てなければなりませんが、人はその行為に高い価値を感じやすいと言われています。

そのことから、保有効果は「イケア効果」とも呼ばれています。

この心理からも、ゲームに関わるほど愛着が沸き、止められなくなるのが頷けます。

(6) 現状維持バイアス

人間は未経験のことを受け入れられず、現状のままでいたいという心理が働きます。

これは新たな取り組みによる損失を避けたいという思いからくるもので、ゲームを止めた方が明らかに得な場合でも、今の状況のままでいることを選んでしまいます。

(7) 同調効果

人間は集団で生きる動物なので、集団に同調するのは良いことだと思う傾向があり、これを同調効果と呼びます。

ゲームで複数プレイをしていると、友達もやっているから自分もやらなければ!と思うのは同調効果によるもので、みんながやっているからやる、という発想になるのはある部分致し方ないと言えます。

つまり、ゲームには止められない要素が山のようにあり、ゲームをやりたい気持ちは人間の深層心理に深く関わっているので、それを解決するのは容易ではありません。

しかし、だからといって廃課金になるほどのめり込むのは危険です。

そうならないためはどうしたら良いのでしょうか?

次に、その対処法について一緒に見ていきましょう。

4.廃課金者になるのを防ぐ方法

もしゲームにお金を使いすぎている場合は、以下のことを試してみて下さい。

(1) 限度額を設定

課金がエスカレートしてしまう場合は、毎月の限度額を設定することをおすすめします。

ここまではやっていいけど、これ以上は絶対にやらないと決めることでお金の使いすぎを防ぐことができるでしょう。

(2) ゲーム以外の趣味を見つける

廃課金状態の人は、ゲームの中の世界が今の自分の全てという人も沢山います。

そんなときは現実に目を向けましょう。ゲーム以外でリアルに趣味を見つければ、ゲームをしている時間がなくなります。

ゲームは一旦やらなくなると意外と簡単に離れられます。

何らかの夢中になれるものを別に作り、新たに人と交流を持てば、自然とゲームから遠ざかることができるでしょう。

(3) ゲームをアンインストールする

廃課金で辛い状態であれば、きれいさっぱりゲームごとアンインストールするのも一手です。

荒治療ではありますが、スマホを開いてもゲームがなければやりようがありません。

これまで費やしたお金や労力、現状維持したい気持ちなどを合わせると、なかなか辛いものがありますが、思い切ってやってみると意外に止められるものです。

(4) 未来の損失を考える

廃課金から脱出するには、未来の損失を考えることが効果的です。

ゲームをやっているうちは過去のコストに拘ってしまうものですが、このまま何万、何十万とゲームにつぎ込んだら、一年後の損失額はいくらになるのか、また、そのお金があれば他に何ができるのか、そうした未来のコストを考えると明らかに損であることに気が付きます。

(5) 得られるものは何かを考える

このままゲームを続けた場合、自分に何が残るか考えることも有効です。

ゲームをクリアすることで何らかの達成感はあるかもしれませんが、ゲームはレベルが上がるにつれてクリアするのが難しくなり、スピードも落ちていきます。

一時的に高額なアイテムを手に入れても、最終的には無課金、微課金の人と似たような強さ、レベルに収まってしまうかもしれません。

廃課金になるほど費やすリスクを、一度考えてみましょう。

5.廃課金で借金が払えなくなったときの対処法

では、既に廃課金状態で借金までしている人はどうしたらよいのでしょうか?

(1) 債務整理をする

①任意整理

任意整理をすると、借金を減額してもらえます。将来利息を負けてもらえるので、以後は元金を3~5年かけて返済していきます。

任意整理は、債権者との話し合いだけで手続きできるので、利用者が最も多い制度です。

廃課金で借金をしたものの、利息がなくなれば支払いが楽になるレベルであればおすすめの制度です。

②個人再生

個人再生は借金を大幅に減額できる制度です。

100万円を下回る借金のときには減額はないので、比較的額の大きい借金を抱えている人に適した制度です。手続き後は残債を3~5年かけて返済します。

借金減額をしても自己破産のように財産没収をされることはないので、特に自宅を持っている人には有利な制度です。

③自己破産

自己破産は借金を全額免責してもらえる制度です。その代わりに大きな財産は没収されますが、借金がなくなるメリットは大きいです。

ただし、自己破産には免責不可事由があり、その中には浪費が含まれるので、廃課金もひっかかる可能性はあります。

しかし、実際には浪費が原因でも裁判所の判断で裁量免責を受けられる可能性はあるので、まずは弁護士に相談をすることをおすすめします。

6.まとめ

ゲーム課金は、月に数千円位であれば余暇の楽しみのうちに収まりますが、何万、何十万となると生活を脅かす大問題です。

もし、支払いがどうしてもできない場合は、債務整理を検討しましょう。

泉総合法律事務所は債務整理の実績が豊富にあり、ご相談頂ければ適切な対処法をお伝えできます。

借金問題の相談は何度でも無料ですので、ぜひ一度お気軽にお問い合わせ下さい。

無料相談受付中! Tel:  0120-066-323 平日9:00~22:00/土日祝9:00~19:00
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